当院で診療対象となるよくある症状と疾患
うつ病は、体の症状や対人緊張など、不安に関する症状を合併することがよくあります。
落ち込んだ気分が長く続き、日常生活に支障がでますが、一人で抱え込んでしまう方も多くいらっしゃいます。きまじめ、几帳面で手を抜くことができない方や、いつも他人に気を使う方がなりやすいです。
また、薬の副作用が原因となることもあるので、注意が必要です。
不眠でお悩みの方の中には、「睡眠時無呼吸症候群」の方も多くいらっしゃいます。気道の閉塞などが原因で、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう病気です。
降圧薬で、血圧の下がらない方、睡眠時無呼吸症による高血圧かもしれません。睡眠時無呼吸症の検査、診療も行っております。
適切な治療を行うことで、日中の眠気や倦怠感などの症状がなくなるだけでなく、合併症を予防したり改善したりすることが出来ます。
パニック障害は、敵や災害から逃げるために身体に備わった生き延びるためのプログラムが、命の危険がない時にも発作としてあらわれてしまう症状です。
パニック障害は、心筋梗塞などの症状にも似ているので身体的な病気を疑う方も多いですが、原因が見つからない場合はパニック障害の可能性があるので、心療内科の受診をおすすめします。
もの忘れ外来では、老化に伴う正常な「もの忘れ」と「認知症」を区別し、認知症を早期発見・治療します。
加齢に伴うもの忘れは、原則治療の必要がない自然現象です。一方で、認知症は日常生活に支障をきたします。ご本人はもちろん、ご家族も見分けることが難しいため、専門的な知識のある医療機関できちんと検査を受けることが必要です。
早期発見することが重要となるので、早めの受診をおすすめします。
閉経の前後5年間を「更年期」と言いますが、その期間中に起こる症状が重い状態を「更年期障害」と呼びます。
更年期障害は、加齢により卵巣の機能が低下することでエストロゲンが減少することで、自律神経の調整がうまくいかなくなり、心身の不調が起こりやすくなります。症状には個人差があり、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
自律神経失調症は、人間関係や仕事のプレッシャーなどの精神的ストレスや過労、光や音、温度などの身体的ストレスが原因になることがあります。
症状は個人差が大きく、疲れやすい、めまい、立ち眩み、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、便秘、下痢、生理不順、口や喉の不快感、肩凝り、胃の不調などがある。
人からどのように見られているのかを必要以上に気にしてしまい、不安や緊張の度合いが大きくなります。動悸・息苦しさ・ふるえ・発汗・赤面・腹痛・尿意などの症状が現れる場合があります。
以前は、対人恐怖・視線恐怖・赤面恐怖と呼ばれていました。重症化すると、うつ症状などが出てくることもあるので、早めの受診をおすすめします。